ゆっくり起きた。朝食後、作務衣に着替えて気合を入れる。
まず、「貧乏徳利」の蓋作り。
職場の同僚の大工をしているお連れ合いさんによると蓋には桐の木が適しているとのこと。しかし、手近に桐はない。近くの小学校から銀杏の枯れ枝を貰ってきた。確か、銀杏は俎板になるとか。
それを削ってみた。予想以上に徳利の口が大きくて、描いていた設計図のようなものはできなかったが、何とか用を足せるようなものが完成。あとは、明日どぶろく「なっそ」を買いに行くだけ。
次に刈り取って干していた大豆の残りを鞘から取り出した。大豆を作ってみて、気がついたこと。
大豆は製品率が悪い。育ちが悪くて黒くなったものや虫食いと思われるものがかなりある。枝豆の時は中を見ずに食べるから気がつかないのかも知れない。来年からは、枝豆として全部食して、豆まきの大豆は直産市場で買う方が賢いかも。
今時、こんな竹の笊(「しょうけ」と呼んでいる)を使っているのも珍しいだろう。
昼からは、十五万石の城下町へ出かける。その前に、ちょっと野菜畑を覗いてみよう。