午前中、母の農作業の手伝いを少しだけした。実がなって荷がかかって、折れる恐れのある枝を吊ったり、下から支えたり。手近な材料で応急措置をした。といっても1時間程度の作業。
市の広報を見ていたら「華宵の部屋」という文字を見つけた。宇和島の歴史資料館で高畠華宵の作品展をしている。しかも、入場無料。そう言えば高校時代美術部出身という「お師匠」のブログにも紹介してあった。
昼から連れ合いと早速出かけた。宇和島警察署が西海町役場になり、宇和島に里帰りしたことはニュースで聞いたことがあった。でも、市立歴史資料館に入ったのは初めて。展示は一部屋だけで予想していたよりも作品が少なくて、ちょっと物足りなかったが、しばし華宵の世界に浸った。
外には樺崎の砲台跡があった。あるということは知っていたし、この近くは何度も通ったことがあるはずなのだが、ここも見たのは初めて。最近、伊達宗城の小説を読んだだけに、興味深かった。
「宗城と華宵」。維新から明治大正の宇和島の息吹きに触れた一日だった。