もう1年半になるだろうか、指がしびれるようになった。そのうちに何だか指先の神経が麻痺しているような感じになった。アジングでキャストすると4、5回でしびれていた。
脳外科に行った時にそれを訴えたが無関係とのこと。血圧の薬を貰い、血糖値について定期的に検査し相談している内科医に糖尿病から来るものではないかと尋ねたが、今の値で合併症が現れることはないとのこと。
頸椎から来るものじゃないかと不安に思っていた。
退職後、症状が悪化した。痛みを感じることも。それも両手に。
ネットであれこれ検索していたら、ピッタリ当てはまる病気が出て来た。感覚が麻痺するのが親指から薬指まで。夜中に痛みが出ることも。
手根管症候群だ。
手首の内側の正中神経が手根管というトンネルを通っている。そのうどんのような神経が圧迫されてきしめんのようになっているらしい。
12月に整形外科に行ったらすぐに手根管症候群と診察された。電気を通す検査は「測定不能」。値が出なかった。先生のすすめもあり、すぐに手術を決断した。
トンネルを切り開いてフリーにしてきしめんがうどんに戻るのを待つという手術。それが今日。まず右手から。
手術室で着て来たタンクトップになって手術台に横になる。なかなか先生が来ないので看護師さんに頼んで写真を撮ってもらう。こんな患者は初めてらしい。
その後、麻酔。
「痛くないですか」「はい」「もう切っています」。気のせいか途中で神経が解放されているような感覚。それを言うと、丁度今圧迫している腱を切っています。気のせいじゃないかも。先生と話をしながら。
「終わりましたよ」。その間、15分ぐらいだろうか。待ち時間はもっと。
手術した右手は添木をして包帯でグルグル巻き。まだ麻酔が効いている。その後、手術室から出て点滴を受ける。
最後に説明を受ける。写真を見せてもらう。神経が圧迫されてくびれているところと色が変わっているところが分かる。迎えに来ていたお連れ合い様が「先生、
お酒は?」「浴びるように
飲んでいいです」。とっても良い先生だ。
今、自宅に帰って左手でキーボードを叩いている。麻酔が切れたら多少痛いだろうな。今晩は一応
飲まないようにする。