夏休みに近くの小学校のPTAお父さんたちが、小学生に石鎚登山を経験させるらしい。その下見に同行させていただいた。
8時に出発して、あれやこれやと寄り道をしていたら、石鎚スカイラインを通って土小屋に着いたのが10時近くになっていた。朝からの雨も上がった。それでもリュックの中には雨合羽を入れて出発。滅多に買わないチョコレートと飴も入っている。朝、連れ合いに作ってもらったお握り2個と、もし万が一遭難した時ようにと、焼酎も少し持って行く。流石に着替えの服は要らないだろうと、車に置いておく。
石鎚山が1982m。ちょうど1982年に職場の同僚と登った記憶があるから、24年振り。楽しみだ。
快調に登る。携帯電話が使えるかどうかのチェックも今回の下見の大きな目的。誰かが言っていたが、西条側が開けたところでは「バリ3」。反対側では「圏外」のところも。副店長も同行した。彼女は自分のペースで行きたいと少し遅れ始める。私はPTA会長と一緒のペースで進んだ。成就社との合流地点で本格的な休憩。眼下に旧西条市と旧東予市が奇麗に見えた。海岸線がほぼ直角に曲がっている様子も。
追いついて来た副店長と3人で出発。二之鎖のところで、私と会長は鎖を選んだ。副店長は回り道を。これが選択の誤りだった。鎖を登り始めて、自分の体力、特に腕力の衰えに愕然とした。け上がりができなくなって、漠然と感じてはいたのだが、ここまで落ちているとは。鎖と足元が少し濡れていることも手伝って、恐怖心が走った。本気で思いっきり体力を使って上がった。やっとの思いで。24年前は楽勝で、スイスイ登ったのに…。
当然、三之鎖は遠慮した。山頂は霧がかかって景色は今一だったが、登りきった成就感を十分に味わうことができた。お握りも美味しかった。幸い焼酎の世話になることなく、無事下山した。
慰労会も盛り上がった。