朝食後、ゆっくりして明海地区の散策。
まずは日振島を拠点に活躍した藤原純友が利用したといわれるみなかわの井戸。
藤原純友と言えば今から1000年以上も前の人。その井戸がポンプが据えられて今も使われているところが何とも良いじゃないか。
そこから路地を進んで山道を行く。かなり道は荒れている。でも、仕方ないだろうな。進んでいると、1mぐらい先で「ガザッ」。思わず「おおっ」と声が出た。ウリ坊が横切って行った。大きさは小太りの猫といった感じだった。びっくりした。親が近くに居たらどうしようと思ったがその気配はなかった。
途中で磯乃家さんが見える。
登りきったところが純友公園。
藤原純友籠居之跡という石碑が建っている。これは吉田出身の海運王山下亀三郎翁が建立したもの。1000年前に日本の海を制覇した藤原純友と自分自身を重ねた思いが碑文に記されている。
ここは18年前にも登ったことがある。でも、その時は周りの木が茂って石碑のところに上がってもほとんど海が見えなかった。放置された展望台ではよくあること。
今回はかなり展望が開けていた。横島、嘉島、戸島に御五神島まで。明海の湾に浮かぶ養殖生簀。丸いのはマグロの生簀とのこと。
さて、誰が周りの木を伐ったのは間違いない。誰が伐ったのだろうか。何はともあれその行為に「あっぱれ」。行政がしたのだろうか。そうであって欲しいと期待するが・・・。市指定文化財の御舟手御用井戸が放置されていたのだから、期待薄かな・・・。