所用で日振島へ行くことに。
日振島へ行くには盛運社の高速艇で行くのが一般的。フェリーという手もあるが。後は漁船のチャーター、自分で船で行く、泳いで行く(行った人がいるかいないか?)ぐらい。
その高速艇は日振方面と遊子、戸島、嘉島方面の2航路がある。ところが丁度高速艇がドックで一つの船で全ての港に寄る時期だった。
当然、普段よりも時間がかかる。ま、久し振りの宇和海クルーズだと思って楽しもう。
高速艇のあさかぜに乗り込む。船長さんは知り合い。船員さんの顔も知っている。
定刻の11:35に宇和島内港を出発。
宇和島港のシンボルの造船所のクレーン。
次にこの春開通した九島大橋。見るのは初めて。まだ渡ったことは無い。その下を潜る。この島の小学校も橋が架かったので来春閉校に。
今や宇和島の一番の名所遊子水ヶ浦。
日本一狭い運河と言われている細木運河を通って高助、蔣淵。その後、戸島の港。ここの島は最近元気だ。お母ちゃんたちがハマチ専門の居酒屋を出したり、焼酎や日本酒を海底に沈め熟成させたり。
次が嘉島。私のひいじいちゃんの故郷。でもまだ一度も上陸したことがない。一度訪ねようと思ってはいるのだが。ここの小学校は数年前に閉校になった。うちからも見える建物だ。
嘉島を過ぎると急に波が大きくなった。波の早いところらしい。ここになって正面に日振島が見えてくる。宇和島から28km。豊後水道の真ん中とは言わないが、豊後水道に浮かんでいる。
日振島の最初の寄港地が喜路。以前は無かった桟橋ができている。その桟橋には荷物を受け取る知人の姿。船の中から手を振った。でも、一瞥しただけ。無理もない。彼とは17年会っていない。その間に私の人相も随分変わった。
そして最終目的地の明海。1時間45分の宇和海クルーズを楽しんだ。
港には数人の方が迎えに来ていただいていた。車で送るというのをお断りし、歩いて今晩の宿の民宿磯乃家さんへ。
民宿の前で久し振りに会った友人と世間話というか情報交換。同い年の会いたかった知人が今年急逝したという話がショックだった。私が今晩泊まると知ったら必ず飲みに来てくれただろうに。何度も含蓄のあるお言葉を聞かせていただいた和尚さんも三年ほど前に逝かれたそうだ。合掌。
昔、住んでいた家発見。