ずっと応援してきた高校バレーのチームがある。ただ、昨年度のチームは新人戦、インターハイ、春高バレーと負け続けた。そして今年のチームも新人戦では苦杯を。4大会連続で悔しい思いをして来た。
監督は友人で彼のバレーボールに惚れ込んでずっと追っかけを続けている。とにかく練習が面白い。最近は試合を見るだけだが、毎回何か新しい練習がある。突然、片手でボールつきを始めたこともあった。今回は試合前の公式練習でアタックライン上のトスを打つことから始めた。こんなの初めて見た。でも、考えたら試合中にはそんなこともよくある。
決勝が始まった。ベンチの後ろ辺りの体育館の2階に椅子を置いて観戦した。恥ずかしくて着ないこともあったが、今回はしっかり応援用のパープルのTシャツを着込んだ。私も気合が入っている。
今までは出足で躓くことが多かった。でも、出足快調。いいぞ。予想以上の差で1セットを取った。あれ、こんなに差が出るって、力の差があるということか。一方が贔屓なために、冷静に判断できない自分が居る。でも、そうかも知れない。
2セット目はもっと大きな差をつけて連取。することなすこと全て上手くいったという感じ。ミスをしても点が入るというのは力の差がある。
3セット目の途中、隣の男性から話しかけられる。「あの~、失礼ですか、このチームがこんなに強いって知らなかったんですが・・・」。蘊蓄を語った。「2番の子が凄いです。空中で止まっている感じです」「あの子のお姉ちゃんは全国大会に出場したんですよ」。引退してからお姉ちゃんがアルバイトをしていた寿司屋も知っているがその話はしなかった。
最後はライトからのバックアタックも見せて快勝。やったぞ。おめでとう。愛嬌の遅延行為によるイエローカードも出た。今までのように手に汗握るといった感じは無かった。面白くないといえばそうだが、この際それは我慢しよう。
試合後、選手たちが肩を組んで応援団の前で「♬人生楽ありゃ苦もあるさ~ 涙の後には虹も出る~」。確かに苦しかったと思う。選手たちも監督も。
試合後、何時もの場所で監督と言葉を交わし、握手。本当に良かった。
伊予市に寄り道して、昔監督を含めた3人でよく飲んだ友人に優勝報告。
吉田に帰って一緒に応援した知人と国安で祝勝会。四国大会は来週末、隣の鬼北町であるそうだ。こりゃあ、また行かんといけんのう。差し入れもせんといけんのう。忙しくなるぞ。
本当におめでとう。そして、ありがとう。