私は13日の飛行機を12日の最終便に替えることができた。17時55分発の便で高松へ帰る仲間と羽田
飲みを約束していた。
大分へ13日に帰る予定の友人が「オレも仲間に入れてくれと」。
鎌倉からJRで横浜。京急で羽田。ANAの窓口に並ぶ。すでに30人近くが並んでいる。20分ほどで我々の番。大分の友人も今日の最終便の残り三つのうちのチケットをラッキーでゲットした。私は手続きをするだけ。

「お席は通路側ですが、よろしいでしょうか?」「隣がへんなおじさんじゃなかったらどこでもいいです」「かしこまりました」。近頃はみんなユーモアがある。
よし、今は16時半。約束の第一ターミナルへ。電話をすると、約束の銀座ライオンで待ているとのこと。彼女はキャベツの浅漬けで
白ワインを飲んでいた。

焼酎と
生ビールを頼んで、別れを惜しむ。彼女は17時過ぎに、帰って行った。
暫くして、元の第二ターミナルに移動。窓口は大混雑。早目に着いて大正解。土産を購入。

チェックインして、中で最後の仕上げ。大分人は蕎麦に
日本酒。最後まで頑張る。愛媛人はひたすら
焼酎ロック、にかき揚げ。


飛行機の中ではほぼ、眠っていた。
席は14D。すぐに降りられる。途中で、あっ手帳を座席の前に挟んだままで忘れた。人の流れに逆らう訳にはいかない。そこに立ち止まっていると同じ町内の知人。次に同級生の歯科医。「一緒の便やったんやねえ。どうしたん?」「忘れ物をしたんよ」。情けない。
係も男性が「お客様忘れ物だそうで…。座席は何番ですか?」「14のDです」「確かめてきますので、お待ちください」。彼が笑顔で手帳を手に引き返してくれた。
「ありがとうございました。私の生命線です」と帽子を脱いで最敬礼。
お連れ合い様の車で帰宅。楽しい旅だった。