5時前に目覚め。何度かトイレに。

食堂で新聞を読んでいたら放送で食堂集合の指示。また、下剤を貰う。昨日は250mℓ。ところが今日は冷蔵庫で麦茶を冷やすときに使うような容器に八分目。1ℓ近くあると。それを30分かけて飲めとのこと。TVを見ながら時間をかけて飲む。
採血後、アップルジュースを貰う。その後暫くして、ベッドで腹筋していたら急に便意を催す。気持ちよく出る。よ~し。トイレに張ってある写真のような状況。放送に合わせて準備ができたとカウンターに申し出る。呼ばれて内視鏡の場所に。既に浴衣の下には尻に穴が開いている紙パンツを穿いて準備OK。
直ぐに名前を呼ばれる。指示通りベッドに上がり、浴衣の裾をまくって左を向く。女性の技師。「お尻を突き出すようにしてください」。素直に従う。肛門に麻酔を塗られ、異物が挿入される。「心の準備はまだできてないんやけんど…」と言いたかったが、我慢。「モニターは見せてもらえないのですか?」「最初は見せません。後で見せますから」。とうとう、スコープが挿入される。腹が張る。痛みも伴う。「ウッ」と声洩れるが、彼女は気にせずどんどん先に進む様子。途中で仰向けになる。「ちょっと気持ち悪いですよ」「ウッ」。モニターを見ている彼女の表情が気になる。「なんか悪いものでもあるんじゃないだろうか。手遅れの状態になっているのではないか」などど、目だけしか出していない丸顔の彼女の表情を必死で読み取ろうとする。
大腸の終点まで行ったところで、モニターを見せてもらう。我が内臓ながら奇麗なものだ。そこから引き抜きながらモニターでチェックしていく。彼女が「この辺りは○○です」と言うがこっちには大腸の細かい部位の知識が無い。普段なら漢字で当てはめて考えることもできるが、いまは「ケツにものを差し込まれとる状況」。そんなゆとりはない。「はい。はい」と上の空で返事。ところどころ、液体が。「吸引できるようになっているんですね」と余裕のある振りをする。
「ポリープがありますね。組織をとります」。「ここは以前ポリープをとった跡ですね」と壁面の白いところを示す。「ここに少し大きいポリープが2つありますね。これはとった方いいですね」。「ポリープができやすい体質なんですね」と。
時計も見ていた。17分間で終了。かなりしんどかったが、耐えられんというほどでもなかった。ただ、ポリープをとるために近いうちにまたやらんといけんのか。は~。
カメラを持ち込んで写真を撮ってブログで紹介を…と考えた事もあったが、止めた。これは正解だろう。