津島町のやすらぎの里で会議があった。
無事終わって帰る段になって、もよおした。研修棟と直売所の間のトイレに行った。
そこで見つけた掲示がこれ。
「手をあらいましょう」とある。
このパターンの掲示でよく見るのは、「一歩前に進みましょう」。ちょっと上品なのになると「このトイレは皆様の協力によって清潔に保たれています」。ある中学校では「トレイを掃除する人は、素敵な恋人に出会うことができる」といった意味の言葉があった。
いずれも管理者の側から、トイレを奇麗に使って欲しいという願いが表れている。その気持ちがよく分かる。
でも、今回の掲示は全く趣旨が違う。「大きなお世話」と言ってしまえばそれまで。考えようによったら、とても優しいと言えるかも知れない。
思わず、カメラを取り出し、人が来ないうちにと急いで写真を撮った。カメラを仕舞う関係もあって、手を洗わずに出てしまった。