11月の石川旅行で一番美味かった食べ物は
、○○の居酒屋「狸」の「いしる」を使った汁。
畑でできた大根を抜いてきた。皮を剥いてから削ぎ切りに。それを下茹でする。そのまま冷やすのがコツ。「いしる」を水に入れて沸騰させる。ネットで調べると「いしる鍋は7倍に薄める」などとあったが、どの程度に薄めたかは不明。予想以上に「いしる」が塩辛く、かなり薄めた。隠し味に砂糖を少々。そこに下茹でした大根を放り込む。
鰤の切り身を焼く。少し焦げ目が付いたくらいで、皮を外して、大根の中に。弱火で少し煮込んだら完成。
「大根をそのまま冷ます」のも「鰤の皮を外す」のも「隠し味の砂糖」も、全て「狸」の「無愛想」なご主人の指示通り。「烏賊を使わない魚のいしるが合う」と言うのも。
味付けは完全に私の担当。当然、「狸」に勝とうとは思わないが、そこそこの味のものができた。満足、満足。家族の評価もそこそこ。また作ろう。
「いしる汁」とは「いしる」そのものをさす場合が多いようなのだが、私が勝手に「鰤と大根のいしる汁 狸風」と名付けた。