近所の小学生が全員で「野外炊事」と銘打って、川原で野外活動をした。
聞くところによると、縦割り班に一人ずつ老人クラブの方が入り、メニューや準備物の計画をたてた。
そして、今日が本番。定番のカレー。お好み焼き。焼き飯。焼き鳥。そば飯。そんなメニューが中心。子どもたちは生き生きと活動していた。
アウトドアが大好きな私は黙っていることができない。
邪魔にならない端っこの方に三脚を作り、薬缶を吊り下げ、薪に火をつけた。暫くしたら、パン生地を苗竹に巻きつけて火にかざした。
最後に用意していた「おとなのきっさてん」という紙で作った暖簾を揚げた。
以前から本格的な竹パンをしてみたかった。
今日は朝3時に起きた。強力粉、牛乳、卵、ドライイーストに砂糖と塩とバターを混ぜて、しっかりと捏ねた。その後、冷蔵庫で暫く寝かせ、6時に炬燵の中に入れて一次発酵させた。それを竹に巻きつけ、熾きであぶる。
暫くすると生地が膨らみ、こんがりと色がついてくる。
立派にパンと言えるものが出来上がった。
ご来店いただき、セルフでインスタントコーヒーを入れ召しあがっていただいた高齢者や先生たちの評判も上々だった。
満足。満足。近くに来て見ていた子が「俺らも来年はパンにしようか」と言っていた。