大人になってから何回風邪をひいただろう。就職した春に熱が出て、点滴をしながら仕事をして周りに風邪をうつしてしまって顰蹙を買ったことがあった。30代の頃に楽しみにしていた町のサッカー大会の前日に熱が出て病院に行ってサッカーを止められたことがあった。その2回ぐらいしかない記憶にない。
朝起きて、気分が優れない。少し頭が痛い。これは熱があるかもと半分期待して熱を測ると平熱。そういうことはよくあった。
連れ合いも元気で、一緒になってこのかた、寝込んだことはほとんどない。彼女の風邪も20ウン年で1、2回のはず。それが我々夫婦の自慢の一つでもあった。
夕方、寒気がするので熱を測ると37℃。病院へ行って測ると37.4℃。病院の先生は「風邪の引き始めですね」。翌朝は38℃に上がっていた。残念ながら、欠勤することに。「鬼の霍乱」なら良いが。
食事を作るためにやって来た連れ合いは、ぎっくり腰で腰に手を当てながら台所にいた。ま、体力の衰えの時期ではあるのか。