血糖値などを測るため採血し、高血圧の薬を貰うために、月に1回通院している。そこの待合室にアウトドアの月刊誌が入り始めたのが、夏前から。それまでは持参した小説を読んでいたが、毎回楽しみに通っている。
その最新号に「穴釣り」が紹介されていた。仕掛けも図解されていた。
サイトで調べると「ワカサギの穴釣り」と同じくらい、テトラなどの「穴釣り」も紹介されている。
昨日、仕掛けを作った。古くなった玩具みたいな2m程度の竿の根元に、2.5m程度の道糸を縛り付ける。そしてガイドに糸を通し、その先に息子が買っていた錘付きの針をつけた。
昨日と違って今日は日も差して気温も上がった。年末でやろうと思えばすることはいくらでもあるが、穴釣りに出かけた。餌は冷凍してゼンゴを解凍し3枚に下ろして、ぶつ切りにしたもの。
場所は家の前。歩いて3分。テトラの上を歩くので、親指と人差指の先を切った軍手を装着。
最初は折角の仕掛けなのに、普通の釣りのように海際のテトラの穴を狙っていた。当たりはあるが、ヒットしない。時々釣れるのはイソベラばかり。これは要らん。次に仕掛けの特徴を生かして、糸を手繰って針を竿の先の方に寄せといて、テトラの穴に突っ込む。そこで糸を緩めて当たりを待つ。イソベラはツンツンするだけだが、ホゴやメバルはパクリと咥えて、奥へ引っ込む。それからがこの仕掛けの優れたところ。穴の奥のほうに竿を突っ込んで、糸を手繰る。獲物があっさりと穴から出てくる。これはいい。
食いはあまり良いとは思わなかったが、夢中でやっている間に2時間があっという間。ホゴが4匹。メバルが1匹。まあまあかな。買い物から帰った連れ合いの「小さいホゴが1匹300円」に、急に胸を張った。晩飯の味噌汁になった。