日曜日の夜に釣って、準備していたひらきが完成した。
ひらきは陽に干すものだと思っていた。日振島ではゼンゴが沢山釣れた。食べきれない分をひらきにしていた。秋に日なたに干していたら、島の人が「陽に干したらいけん。ぼえてしまう。北風が吹き出してからひらきはつくるんやが」とアドバイスをくれた。
「ぼえる」というのは、方言だろう。言い換えることはできないが、雰囲気は分かる。日振島ではいつでもゼンゴが釣れるが、ここではそうはいかないから、辛い。ただ、これからは関門海峡からの風がひらきを上手く作ってくれるだろう。ただ、北の方には何やらの実験をする国やプルサーマル何とかをはじめそうな発電所がある。不安な要素を含んでいる北風でもある。
鯵のひらきの作り方の違いも聞いた。私が作るのは西日本流で頭は割らずに背開き。東日本は頭を割っての背開きだそうだ。そういえば、ホッケのひらきはそうだな。