友人を見送った。術後の経過は良かったという話もあったのだが。
齢は私の方が一つ上。青年団の頃から妙に気になるヤツだった。我が家に来て、「本を貸してや」と本棚の本をゴゾッと持って行ったこともあった。
暫く接する機会がなかったが、4年前から互いのブログを通じて交流が始まった。私が始めた桜救助活動にも賛同してくれて、3年前から一緒に活動するようになった。勿論、
慰労会も。
地区のある先輩から「人生は後半の方が楽しみが多いぞ」という含蓄のある言葉を聞いたことがあるが、それを象徴するような楽しい
慰労会だった。
「埋立てでゼンゴを釣って、そのまま油の中に入れるんよ。ゼンゴは1周回ったぐらいで弱って腹を向けて揚がるけんど、子鰯は偉いけん3周ぐらい回るんで。旨いぜ」。こんなトッポ話のような話が好きだった。笑顔が素敵なヤツだった。
見送った後、家に帰ったら紅梅が咲いていた。
合掌。