メール便が届いた。書籍のようだ。
差出人は県外の仲間。
開けてみると、彼が書いた小説が入っていた。「P・M ペットボトル・マジック」著者 吉成タダシ。
帯には
「それはいつもと同じ朝だった」「乾いた毎日を送るボクと神秘に包まれた彼女の10日間」「キミはここに存在したのに・・・」「どこかに憂愁を帯びた感傷的で抒情的なタッチで描く青春小説」「ねぇ、ペットボトル・マジックって知ってる?水の入ったペットボトルをね。こうやってそこの方からのぞくの。するとね、すごくキレイなんだよ。まるでね、自分が水の中にいるような気がするの。やってごらん。ほら、音まで聞こえてくる」とある。
同封の手紙によると、書店に並ぶのは4月かららしい。
早速、199ページを読み終えた。
高校生が登場する青春小説。愛媛の直木賞作家天童荒太さんの「永遠の仔」の雰囲気を感じさせるようなタッチで物語が進む。
私は手紙でテーマを聞いていたので、最初から思い当たることがたくさんあったが、それを知らなかったらもっといろいろ想像できただろう。
なかなかの作品だと私は思う。
私もとうとう小説家の友人ができたぞ。