2月2日夕方、人間ドックのために、四国中央病院へ入る。夕食は軽くうどん程度のものと説明にあったが、どうせ下剤を飲むのだからと、夕食は抜くことに。
病院に入っても、薬を2種類飲んで寝るだけ。同級生の会社の写真食堂の様子が画面に。一人部屋でイヤホンを持参していたから、気兼ねなくテレビを点けたままでウトウト。
翌日2月3日は、朝から時間をかけて「ムーベン」という経口腸管洗浄剤を飲んでいく。「ムーベン」って何となくネーミングが安直な感じ。15分で150ccのペース。
並行して、色々な検査。身体計測。体重67.5kg。BMI24.6。腹囲80.0。よ~し。血圧。採決。聴力検査。視力検査。眼底・眼圧測定。骨密度検査。胸部CT。
その間にも、ムーベンを飲み続ける。そしてやっと完飲。
和式トイレで用をたして、看護師さんのチェックしてもらう。一発合格。その後も何度もトイレに。もう、全く無色の完璧。
部屋で待っていると「単さん、いらっしゃいますか。内視鏡検査です。パンツを履き替えて、着替え用のパンツを持参してカウンターへお越しください」と室内放送。
気合を入れて、穴開きのパンツを穿く。「スリットパンツ」というのか。
指示された内視鏡室へ。先生はかなり若い男の先生。
この先生なら、機械の扱いは上手いだろうと安心。
腰に注射を打たれ、肛門に麻酔を塗られる。
そして内視鏡が入ってくる。じっとモニターを見ていた。ケツの穴が映って「汚い!」と恥ずかしく思ったらすぐに大腸の中に。外よりはずっと奇麗。「ウッ」。声が漏れる。ある程度入ったら楽になる。楽勝よと思ったら、コーナーを曲がる辺りでかなりの痛み。「ウッ。ウ~ッ」。我慢、我慢。
どんどん腹が張ってくる。屁が出そうになる。「我慢しなくていいですよ」。「ス~」。「ご免なさい」。「出したほうが楽ですから」。その通り。でも、なかなか上手く出ない。でも、遠慮はしない。
先生はリモコンの操縦機のようなものを、懸命に操りながらモニターに見入っている。絶対に我々の世代の先生よりは上手いと思う。
「さあ。ゴールまで来ましたよ。今のところ異常なしです。これから抜きながら見ていきますから」。時々、腸を洗浄しているのが分かる。そして時々腹が張る。看護師さんは腹を押えてくれる。モニターで見るだけで、どの辺りか分かるのだろうな。
「でも、大腸の中って複雑な作りだが、みんな同じ作りなんだろうか」。そんなことを思っていると、最後は肛門の様子を見ます。ここでもちょっと痛みが・・・。
そしてやっと異物がケツの穴から出て行った。「ふ~」。
ポリープが出来やすい体質と太鼓判を押されていたのだが、今回は異常なしとのこと。良かった。一安心。