宿は霧島市にとった。市の中心地の国分。「
花は霧島、煙草は国分」の国分である。
ホテルはネットで検索し予約した。1泊朝食付きで2人で7,000円。じゃらんのクチコミの評価が4.15と高得点。朝食の充実が評判らしい。
でも決め手はこのコメント。「
朝食もバイキングで付いてるし、かみそりも付いてるし、この値段は安いネ!近くの焼酎(黒麹の芋)呑み放題300円の居酒屋を紹介してくれた。呑んだ後、夜のフリードリンク(無料)は助かる」。
フロントでこの
居酒屋のことを尋ねた。流行っていて満席のことが多いらしい。親切に店に電話をしていただいた。入れるらしい。ホテルを出たら提灯が見える。
大政という
焼き鳥屋。暖簾を潜って「アーバンホテルから電話をしてもらったものです」。カウンターが2席だけ空いていた。ラッキー。
まずは
生中二つ。一杯550円。悪くない値段だ。若い従業員にメニューを指さし「ここからここまで一つずつって頼み方もありですか」「はい」「じゃあ、砂ずりからベーコン巻まで一つずつ」。かっこいい。大人買いをしてしまった。
カウンターの上を見ると小さい札が立っている。
それには
「焼酎 飲み放題 お一人様 300円 (国分・黒伊佐鶴・島美人・黒霧島・玉露) お湯割、水割り、お選びください。※ お注ぎになりました焼酎は、飲み残しのないようにお願い致します。※ 専用グラスに限らせていただきます。」とある。
これか、これか。
「あの~、
飲み残しというのは、グラスに注いだ
焼酎のことですよね」。相変わらす気が小さい。「ハイ」「この辺りの地名が国分ですよね。
焼酎、
水割りでお願いします。国分を」と。
そしてお待ちどうさまと私の目の前に置かれたのがこれ。
グラス、氷、水に
一升瓶の国分がど~ん。それも封を切ってない。あっけに取られて、「更ですか」と言うと、「封を切りましょうかね」。
後で彼が「偶然、更に当たっただけで、皆さんが更という訳ではないんですよ」「良かった」「でも、300円で採算が取れるの?」「さあ、取れるんじゃないですか」。
仕方ない。ここまで来て引き返す訳にはいかない。グラスに氷をたっぷり入れて、
焼酎も並々。一応
水割りと言っている手前、水をほんの少し。すると隣の席の人が「おお、ほとんど
ロックなんですね」と言うから、つい調子に乗って
飲んでしまう馬鹿なやつ。
その後、再度大人買い。数個飛ばして豚足も。
焼酎は
5杯飲んでしまった。
友人から明日の
飲み会の追加の電話が入った。係にすぐにメールしなければならないのに、それもお連れ合い様にやってもらう有り様。
21時過ぎには撤収。支払いは二人で4,100円。
生ビールを頼まずに、最初から
焼酎にしていたら3,550円。
大満足。次もここに来る・・・・・・ことがあるだろうか?