普段より少し早く出発して職場に向かう。国道に出るまでの脇道は残った雪が凍っていた。
国道は何とは普通に走れた。
走りながら考えていた。
「一番の難所は最近出来た56号への取り付け道路の高架。凍結しているだろう。回り道をしよう」と。
前の車は迷う様子もなく、高架に向かった。
一瞬迷ったが「ええい、ままよ」と私も高架に向かって坂道を登った。
登りきったカーブから橋。その瞬間、前の車がブレーキ。何台かの車が止まっている。
「アッ」と思わずブレーキに足を乗せてしまった。スーッと車が滑る。前の車との距離はあるが、それにぶつける訳にはいかない。あれこれと懸命にハンドルを操作して、何とか左側のコンクリーの壁で車を止めることができた。良かった。
後続の車も懸命に止めている。
その後の車は橋の部分じゃないので簡単に車を止める。そして、Uターンして回り道をし始めた。後ろの車は近所の若者。タイヤを滑らしならが、懸命にUターンするのを手伝った。皆ぞれぞれ、何とか高架を脱出。
私はどうしようかと迷ったが、前にも後ろにも車が来ないのを確認してゆっくりと動かしてみた。何とか脱出。国道に出ることが出来た。
臆病な私にしては、ちょっと無謀な判断だった。完全な判断ミス。
雪がかなり残っていたため、幸いなことに車の外傷はかすり傷程度だった。
[写真は前日の様子]