筋金入りの花粉症である。初めて花粉症という言葉を聞いたとき「あ、これだ」と思った。あれは結婚した年だから、24年目になる。(もう、来年は銀婚式か。それは関係ない。)
最初の頃は市販の薬で誤魔化していた。田中くんの勧めでクロレラを試したこともあった。大根おろしに酢をかけて食べ続けたこともあった。マスクをかけ続けたこともあった。血圧の薬を飲むようになってからは、主治医が花粉症なので彼の勧める薬を飲んでいた。島での生活の時は、ほとんど苦しまなかった。島に杉の木は一本もなかったし、四国本土から飛んでくるにも、距離がある。ほとんど海に落ちていたのだろ。
今年は花粉の飛散量が少ないと聞いていたので、甘く見ていた。2月20日過ぎから、鼻が詰まって目が痒くなってきた。例年と同じような症状。「今年こそは、体質が変わっていて花粉症が出ないのじゃないだろうか」という微かな夢は、やっぱり儚く消えた。
先週末、TVで花粉症に効く「きつつき体操」というのを見た。鎖骨の辺りには血管とリンパ管が集中しているので、そこを指先で叩いて刺激すると、血行やリンパ液の流れが良くなり、花粉症を抑えるとのこと。どこかの弁当屋の親父さんが、自分で発見し、弁当を売りながら「花粉症を治します」という看板を掲げて、お客さんを無料で治しているのだそうだ。
「親指の爪で鎖骨上からを叩く。症状の重い人ほど鎖骨を叩くと痛い。」と言っていた。一昨日から、手が空いたときは、試しにずっと鎖骨とその内側の凹んでいるところを叩いてみた。親指が疲れると人差し指や中指を使って。
一昨日は雨だったので、効果は分からなかった。昨日は晴れだったが、比較的過ごし易かった。今日も良い天気だった。鼻が何時もすっきりという訳にはいかなかったが、目の痒みは出なかった。あまり調子が良かったので、2月の中ごろから休んでいたジョギングをした。明日になったら元に戻るかもしれない。でも、ひょっとしたら効果があるかも…。