血圧が少し高い。薬を飲んでいる。
正常眼圧緑内障である。薬を点している。
血圧の方は病院で薬をもらっているが、緑内障の薬は薬局で求めている。月に一回は薬局へ行くことになる。
ずっと気になっていたことがあった。薬を貰うときにどうしてあんなに薬剤師が話しかけてくるのだろうということ。体のことは医師に話しているのだから、薬剤師には関係ないのではと思っていた。
そして、薬の説明書。同じ薬なのに毎回同じもの。これは要らないぞと思っていた。
先月、会計の時に思い切って「薬の説明の紙は要らないのですが…」と言ってみた。すると「次からそうします」という返事。
今日も薬局に行くと全く同じような薬の説明が始まり、私の体のことを聞く。それを遮って「ちょっといいですか」と思いを伝えた。
「先月薬の説明書は要らないと言っていたはずですが」と言うと、「分かっています。だから用意していません」の返事。「そのように薬の説明をしてもらったり、体のことを聞かれたりするのだが、私は体のことは医師に伝えている。同じ薬なら説明も要らないし、薬をもらうだけでいい」と。私としては何度か「失礼なことを申し上げますが」と断った上で。そして「その説明を断ると薬代が安くなったりしないのですか」と尋ねた。「説明をしなくても、料金は変わりません」との返事だった。
そうだったのか。釈然としなかったが、私としては丁寧な対応をしたつもりだった。薬を受け取り、料金を支払い帰路についた。悪いことを言ったな、薬局を変えようかという考えも頭を過った。
18時前にその薬局から電話がかかった。
「先月分も薬の説明書を出さない料金を頂いたかと思って勘違いしていた。今日は薬の説明書を出していないので、90円余計に受け取ったことになった。返金しないといけないので、今からお邪魔してよいか」という内容だった。
「わざわざ、もって来て貰う必要はない。次回で結構」。と返事した。何しろ15km近くあるのだから。
電話で確認して私が理解したことは、以下の通り。間違っているかも知れない。
薬の説明をしたり、説明書を出したりすることが、薬学管理料になる。事前に伝えればそれを断ることもできる。薬学管理料は私の場合30点になる。3割負担だから、90円だけ安くなる計算に。
「わざわざ、ご丁寧に電話をありがとうございました」と十分にお礼を言ったつもり。やっぱり、嫌われる親父になったなあ。